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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2018年9月24日(月)

おはぎは粒あん?の謎

今は秋のお彼岸。

お彼岸といえば【おはぎ】

9月の【日本和食卓育キッズアンバサダー講座】では、

毎年子どもたちがおはぎを作っています。

 

さて、このおはぎ。

皆様のお住まいの地域では、粒あんですか?こしあんですか?

 

おはぎとぼたもちは、地域によって実に様々なのではありますが、

一般的な定説は、

【おはぎ=粒あん、ぼたもち=こしあん】 らしく。

 

※その理由①

秋は取れたての小豆なので柔らかいから粒あんで、

ひと冬越して固くなった小豆を使う春にはこしあん、とのこと。

 

しかし・・・

秋のお彼岸に確かに新物の小豆はありますが、まだまだ早生で、

全国的に流通するのは10月から11月が多いように感じます。

 

実際、9月に新物の小豆でおはぎを作ったことありますが、新物で量が少ないため単一豆ではない。

いろんな生産者さんの豆の寄せ集め。

同じ時間ゆでても固いもの柔らかいものとあり、粒あんの仕上がりはイマイチでした。

10月11月に流通した小豆ならば、ひと冬越すのは3月も9月も同じこと。

ならば9月の小豆よりも3月の小豆の方が柔らかい?

そんな気もします。

 

小豆の旬は北海道と西日本でも違いますし、

※その理由①、は果たして本当にそうなのか?謎は深まるばかり。

 

 

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。