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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2018年10月29日(月)

【こぼれ話】第一弾:Q10.鏡開のこぼれ話~鏡餅は切る?割る?

お正月の鏡餅を割るのも、
お祝いの席で樽酒の蓋を割るのも、

『開く』=『運を開く』の縁起担ぎ。


でも、鏡餅って割る? 


我が家はいつも切っているけど。

そう不思議に思っている人も多いのでは?

 

12月末から1月11日まで、
約2週間も飾り続けたお餅は、
自然とヒビが入ります。

木槌で叩くと割れるのです!

 

ただ、全部が割れれば良いのですが、
大きいお餅や、
たとえ小さくても中心部分などは、

そう簡単には割れなかったりもします。

でも鏡餅は年神様なのです!
本来は絶対に切ってはいけません!

 

なので、
私は毎年がんばって割っております。

 

皆様もがんばって割ってみてください。

良い一年でありますように、
の願掛けでもあるのです。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。