ページトップへ戻る

季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

日本和食卓文化協会のフェイスブックページへ
日本和食卓文化協会のインスタグラムはこちら

2020年3月20日(金)

牡丹餅はこしあん説のナゾに迫る!

今日は春分。ぼたもちの日。

ぼた餅とか牡丹餅とも書きますが、その名の通り春の花・牡丹を表しています。

春は牡丹餅、秋はおはぎ。

地方によって呼び方は違いますが、一応これが基本らしい。

 

そしてどちらも同じ和菓子のこと、季節で呼び方が違うだけ。

でも、粒あんだったりこしあんだったり、中のお餅が全殺しだったり半殺しだったりと、様々。

 

以前聞いた話。

春の牡丹餅は一冬越して小豆の皮が固くなるから、こしあんする。

秋のおはぎは新豆だから粒あんと。

 

うーん。

秋のお彼岸の頃の小豆は、北海道産の新豆がちらほら流通し始めるころで、まだまだ数も少ない。

夏に青い小豆の実が秋になり完熟し収穫、乾燥させてから流通。

全国的に小豆の新豆が出回るのは10月に入ってからのように思うのです。消費者の感覚だとね。

そうなると秋分のころの小豆は約1年もの。こっちほうが皮が固いように思うのは私だけ?

 

北海道ならば秋は粒あんで正解だけど、全国的にはどうなんだろう?

私はずーっとコレが疑問なのであります。

生産者だと9月半ばは新豆なのかも?農家さん教えて下さい!

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。