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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2017年4月27日(木)

東西の柏餅事情

もうすぐ5月、端午の節句。

新緑の美しい、気持ちのよい季節。

 

桜餅の東西の違い、は良く知られてますが、

柏餅も実は東西で違いがあります。

 

とはいえ、写真上のいわゆる柏の葉で包んだ柏餅は今は全国的に作られていて、

写真下の西の柏餅は、ごく一部の山間部でしか食べることは出来ません。

私は広島と島根で、3回だけ、この柏餅に出会いました。

 

上下の柏餅の違い・・・わかりますか?

葉の色が少し違う?質感も?

そう、葉が違うのです。

 

下の写真、柏ではなく、カタラの葉。

でも、柏餅という名で売られています。

なぜかというと・・・

【西日本では柏の木が自生していないから】なのです。

 

今、柏餅は塩漬けし真空パックされた葉を使うため、日本全国で柏の葉。

でも一部の地域では、この昔ながらの地元の柏餅を作り続けているのです。

 

カタラの葉の柏餅の話は←クリック

 

 

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。