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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2018年12月5日(水)

五節句と五節供

昨日、民俗学者の神崎先生の講演を聞いてきました。

民俗学的な和食卓文化を研究している私でも、

まだまだ知らないことがたくさんあると実感!

 

私の講座の中で、【五節句】はかなり中心に位置していて、

講座日程も節句の日程に合わせて開催しています。

この節句という文字。

●●の節句と入れると、当たり前のように変換されるこの文字。

実は明治以降の文字であり、江戸までは【節供】だったそうな。

 

たしかに意味としては、

【節】区切りのときに、【供】お供えする

から、うん正しいな、こっちが。

 

でもな、今はほとんどがこの【節句】の文字で動いているし、

『時代とともにしなやかに変化することは自然なこと』

と思っている私。

 

これからは、江戸時代までは【節供】だった、

という流れをしっかり教えた上で、

時代に合わせた現代の【節句】として、教えていくことにしよう!

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。