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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2019年8月26日(月)

夏の名残り・秋の気配①枝豆の季語

お盆を過ぎ、まだまだ暑い日々ではありますが、

朝晩と少しづつ、秋の気配を感じられる8月後半、

虫の音も、まだか弱いけれど、聞こえてくるようになりました。

 

枝豆といえば、ビール。真夏の定番です。

実際に枝豆とビールって、食べ合わせ的にも、ものすごく相性の良い組み合わせだとか?

でも、実は・・・

俳句の世界で『枝豆』は、秋の季語なんです。

ご存知でしたか?

 

早生品種やハウス栽培で、初夏から当たり前のように店頭に並ぶ枝豆なので、

当然夏が旬で、夏の季語、そう思いますよね。

 

でも実は、枝豆の自然な旬は旧暦お盆の頃。8月半ば。

まだまだ真夏ではありますが、立秋すぎて暦の上ではもう秋。

なんですね。

 

ちなみに、枝豆と大豆は同じもの。

まだ若い青い豆が枝豆であり、秋になり熟したものが大豆。

これも意外と、知る人ぞ知る、なお話です。

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。