ページトップへ戻る

季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

日本和食卓文化協会のフェイスブックページへ
日本和食卓文化協会のインスタグラムはこちら

2020年4月7日(火)

桜餅の葉の真実

桜は散り始めましたが、桜餅は桜葉が主役。今はちょうど桜葉の旬。

というわけで、桜餅の季節です。

桜餅は2月くらいから店頭で見かけますが、

使われている桜葉は前年の春の収穫し、塩漬けにしたもの。

つまり一年もの。

 

新物で桜餅をと思えば、5・6月くらいに食べる桜餅から、となりますが

もうこの時期には桜餅は店頭にない・・・

 

さて、この桜餅の葉は、良く見かけるソメイヨシノではありません。

 

始まりは、ヤマザクラの葉。

それが今は、オオシマザクラの葉がほとんどで、伊豆で栽培されています。

 

かなり昔の話。

『桜餅の葉は八重桜の葉』と聞いたことがあり、それをずっと信じていたのですが、

このオオシマザクラは、なななんと、

『八重桜ではない!』

という、衝撃の真実が。

 

長年信じていたので、とてもショックです。

実際のオオシマザクラの写真はこれ↓

どうみても八重ではありません・・・がーン。

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。