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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2017年4月12日(水)

関東風桜餅の呼び方

清明の、桜舞い散る季節になりました。

関西と関東で、桜餅が違うことは良く知られた話。

関西の道明寺桜餅に対して、関東の桜餅の呼び名は・・・

 

【一文字】

 

と呼びます。

え?長命寺じゃないの?

と思われた方もいることでしょう。

 

桜餅発祥といわれる向島の長命寺。

この桜餅は、3枚の桜葉で包まれています。

 

なので、関東ではこの葉を3枚使っている長命寺の桜餅は【長命寺】

一般的な1枚葉のものは【一文字】

と呼ばれるのです。

 

関西では、道明寺でない桜餅、焼いた皮であんを包んだものはすべて

【長命寺】と呼ぶそうです。

関東風桜餅の総称、なのでしょう。

同じ食べ物でも、ところ変われば・・・ですね。

 

今日の投稿の桜餅写真は、私の手作り桜餅!

子どもでも食べやすいように、いつもミニサイズで作り、桜葉は葉脈を取り半分に。

 

これって、

【二分の一文字】桜餅と言うのでしょうか?

 

※ブログ後記 平成29年6月16日

この一文字の名前について、はっきりとした答えではないのですが、新たに二つの説が。

①生地を焼く時に、一文字に流して焼くから説←受講者情報:近所の和菓子屋から聞いたとか?

確かに焼き方はそうですな!

②桜餅やどら焼きを焼くときに使う機械の名前説。

一文字火床という専門の機械のようです。

 

これについては今後も調べて行きたいと思います。

新しい情報をお持ちの方は、協会の問い合わせフォームからぜひお願いします!

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。