2017年5月22日(月)
5月に笹チマキは作れない?
西日本の端午の節句の伝統食といえば、粽(ちまき)。
竹の皮で包むものもありますが、もっと身近に手に入る笹の葉で包む方が一般的。
この笹の葉、今は塩漬けの真空パックがあるので、一年中作れますが、
生の葉で包むならば、季節は6月。やはり旧暦の端午の節句の頃。
新暦の節句の頃、5月初旬に笹はもう生えてきてはいるのですが、
まだまだ小さく、とても包めるだけの大きさには成長していないのです。
6月に入ったころに、ちょうど良い大きさになり、
またまだ若い葉なので、緑がみずみずしい!
七夕を過ぎ、真夏になると、暑さで先端が茶色や白になる笹もチラホラ。
端午の節句の粽は、笹の一番美しい時を料理する、
【笹の旬の料理】と言えるのです♪
伝統行事の料理は、本来はその時期にちょうど旬を迎える食材を使うのが、
冷蔵庫のなかった時代では、ごく当たり前で自然なことだったのですね。
6月に入ったら今年も笹を取りに行く予定。
この旧暦端午の節句の出雲の粽・笹巻き作りと、日本各地の植物で保存する食品の和食卓文化マイスターの、
1day講座は6月3日(土)、6日(火)の二日間。
詳細は→6月の日本和食卓文化マイスター1day体験講座は笹巻き作り