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季節ごとにあしらう器や箸置を愛でながら、五感のすべてで四季を感じる和の心。「いただきます」を未来へつむぐ

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2022年7月23日(土)

2タイプの【くずもち】

【くずもち】というと、皆様はどんな和菓子を想像されますか?

プルプル食感で夏にぴったりな和菓子、おそらくそこは皆様一致しているかと思いますが、

 

①透明がかった白いプルプルの和菓子?

②グレーがかったベージュ色のプルプルの和菓子?

 

この二つ、おなじ【くずもち】でも、材料が違うんです。

 

①は葛粉を使った【葛餅】で、中にあんこや小豆が入っていてこのまま食べることが多い。透明っぽい仕上がりが特徴。

西日本では丸いものは葛まんじゅうと呼ばれていたりもします。

②は発酵した小麦粉が材料で、字も【久寿餅】と葛が材料ではないことがわかります。そして黒蜜きな粉でいただきます。

 
左が、葛餅。右が久寿餅。
皆様にとっての【くずもち】はどっち?

 

 

協会ロゴの色は、日本の伝統色の橙と墨。橙(だいだい)は、代々受け継ぐの意をもち、鏡餅にも使われる縁起物です。