2017年3月13日(月)
漆器の漆って、何の意味?
漆器は英語でJAPAN、日本を意味するぐらい我が国を代表する、大昔から作られていた食器です。
日本は森林が豊富なので、もともと食器は木をくりぬいたもの。
でも白木だと傷みやすく長く使うことはできません。
そのため、漆(うるし)の木の樹液を上に塗り、強くしたのが漆器。
漆器の漆は、うるしの木の樹液なのです。
かつては汁椀だけでなく、すべての食器に漆器を使っていましたが、
中国から朝鮮半島を経て陶磁器が九州に伝わってからは、今のような陶磁器が主流の和食器に。
でも九州から遠い関東以北では、かなり最近まで漆器が主流。
東北は漆の木が豊富というのも漆器文化の一因でしょう。
この漆器が日本の食器だったことが、日本の和食卓の歴史にすごく深い関わりがあるのですが、
それは『日本和食卓文化マイスター講座』八月の”和食卓の変遷”でお話します!
【Q7漆器のこぼれ話:東北の骨董漆器一人膳を探すには?】
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