2018年10月29日(月)
柏餅の葉、といえば柏の葉。と普通は思いますが、実は・・・?
子どもの健やかな成長を願う【端午の節句】は、江戸時代までの五節句の中で、
唯一祝日として現代に残った伝統行事。
その伝統食といえば、何といっても【柏餅】。
柏の葉といえば、古代から神事に使われていた神聖なもの。
その大きな葉は、お供えの食べ物をのせる器代わりにもされていましたし、柏は新芽が出た後に古い葉が落ちるため、子孫繁栄の意味もある縁起の良い木。
そのため、子どもの成長祈願とともに、その家の繁栄も祈願して、端午の節句に柏餅をいただくのです。
ところが・・・ところが、です。
今、私たちがいただいている柏餅の葉っぱ。実は、本当の柏の葉ではない!というショーゲキの事実が。
現代の柏餅の葉、正式な名前は【槲(カシワ)の葉】。
柏餅の字の【柏】は、コノテガシワといって、葉のギザギザのないカシワなのだそうです。
ただ、柏の意味はいろいろあり、柏=食べ物をのせる葉の意味もあるため、
本来なら槲餅と表記するところを、
葉で包んだ餅という広い意味で、【柏餅】としても、間違っているわけではないのです。
すごくややこしい言語的なお話ですが、この話には続きがあります。
Q2.こぼれ話~他にもアリ?柏餅でないカシワ餅、は
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