2018年10月29日(月)
【煎餅】と【おかき】の違いは?
どちらもお米から作られていることは、
日本人ならなんとなく感覚で理解している人が大多数だと思います。
今まで、この質問をしたときの答えで多かったもの。それは・・・
「お煎餅は大きく、おかきは小さい。」
「お煎餅は真ん丸で、おかきは変形。」
確かに、お煎餅といえば、直径5~8センチくらいの丸くて薄いものを想像します。
おかきというと、楕円だったり長方形だったりと、煎餅に比べると小さく変形のものが多いです。
でもこの違い、実は『形大きさではない』のです。
答えは、市販品の裏の原材料を見るとわかります。
お煎餅には、【うるち米】。
おかきには、【もち米】。 と書かれているはず。
うるち米?聞きなれない方もいるかもですが、
私たちが普段いただいているお米・ご飯は、このうるち米。
それに対し、お餅の原材料がもち米。
うるち米を炊いて潰して焼いたものが【煎餅】
もち米を蒸してついてお餅にしたものを乾燥させ、
焼いたり揚げたりしたものが【おかき】
ケの日のご飯・うるち米に対し、もち米は高級でハレの日の食材。
そのため、お煎餅よりもおかきの方が、食文化的にはちょっと格上。
両方がお店で並んでいても、なんとなくおかきの方が品があり、おすまし屋さん?
な印象があるのは、そんなプロフィールがあるからなのです。
Q1.こぼれ話~第三の存在【あられ】って何?、は
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